マルセイユタロットよろしくね

占い師でもある黒田の仕事の宣伝です。
アシェット・コレクションズから出ている分冊百科「占いの世界」。こちらこちらなどでエジプトタロットやエジプトのことについて書いた記事をご紹介しましたが、今度はエジプトではなくタロットですよ奥さん!
4/8発売の135号からマルセイユタロットを黒田が書いてます。
日本では、小アルカナにも絵柄があるライダー版といわれるタロットばかりに人気が集中していますが、ヨーロッパでは
「タロットと言えばマルセイユ」
というぐらい人気があり、一般的です。
マルセイユが日本で人気がない理由に
・小アルカナに絵がない
・解説書が英語やフランス語ばかりで日本語のものがほとんどない。
ということがあるためかこのタロットの解釈は難しく思われており、タロットを扱う占い師の中でもマルセイユタロットって上級編みたいに思われているようです。
しかし、マルセイユタロットは簡単!
なのです。色と数字の象意さえ覚えてしまえば、あとは人物像を掴むのが簡単だったりします。
しかも、他のタロットにあるようなオカルトめいた人物解釈(例えば「吊るされた男」は秘儀参入する人物ではありません! 犯罪者なので吊るされて刑罰を受けている人)がないので、魔術を知らない人でも覚えやすいです。
ライダー版は、私は苦手なんです。なぜか、体系がないから。
「いやいやあるよー」というかもしれませんが、ほとんど他の人が作った後付の理論ですし、製作者であるウエイトが書いた解釈本のやる気の無さ、特に逆位置の解釈は「えーなんで-」というのが多いので好かなかったりします。
しかし、マルセイユは違います!
色と数字の解釈体系がしっかりしているので、すんなり覚えられます。
しかも、逆位置の解釈という、カードが逆さまに出た場合の謎の解釈もありません!
全部正位置で解釈を行います。
とはいえ、1つのカードの中にあるポジティブとネガティブの意味があるのでそれは解説しています。このため、1枚のカードにつき、表と裏、2P使って解説しています。
ポジとネガはどのように意味を使い分けるかですが、隣接するカードによって決まるのですが、「占いの世界」ではそこんところくわしーく後で解説します。
以降、180号までほとんど毎週書いてたりします。
このため
「日本で一番詳しい、
本場で使われているような
マルセイユタロットの解説書」

になっているかと思います。
タロットもおまけでついています。
作画は前回エジプトタロットと同様、エダりつこ先生!
ほんと、人物が生きているみたい!な仕上がりです!
どうぞよろしくお願いいたします。
 

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