先週半ば、ようやく行ってきたのです。
どこへ? って上野で9/23までやっているやつ!
メトロポリタン美術館展 女王と女神
へです。やっと行きましたよ。ほんと。
ここのところ東京の西側でテング熱が話題になっていたのですが、
「上野だからいいだろう」と半袖で行ったのですが、、、
さて、集合場所へ行きますと、同行の3名が長袖、
公園に向かう他の方々も長袖&長ズボン、ロングスカートの多いこと。
虫除けスプレーを持参してきた方にお借りして、
シューとガードしていざ美術館へ行ったのです。
平日ということもあり、比較的ゆっくり見れました。
しかし、指輪とか小さなものが展示してある場所になると、
行列率が上がってました。
今回はアメリカのメトロポリタン美術館が所蔵する
ハトシェプスト女王に関する品々と
女神に関する貴重な品々がズラーっと来ていました。
ちなみに、当店で販売中のカルトゥーシュカードには
旧訳書「王家占いの秘密(版によって題名違いあり)」
があるんですが、その中に
「ハトシェプスト葬祭殿から25枚の木板が見つかった。
ハトシェプスト女王や神官はそれで神託を得ていた。
その復刻版がカルトッシュカードです。」
といったくだりがあったりしますが、
まったくの嘘ですからね。
木版なんて見つかってないですし、今回もそんなの来てないですよ。
それを信じている方もいまでもいるようで、
なんとその方、親切に生徒を集めて教えてたりするようですが、
まあ・・・勘弁して欲しい今日このごろです。
美術展の話題にもどして、
美術品の説明文で気になったのが、
「当館が合法的に所有している」
といった文言です。一緒に同行した女神もここが引っかかったようです。
この美術館にかぎらず、エジプトの美術品を所有する海外の美術館に対して、
エジプト政府は我々の国の財産だから返せと度々言ってます。
そりゃそうですよね、
エジプトからすれば、表現悪いですがドロボーにとられたようなもんです。
しかし、エジプトは1900年代中盤までは、
違うことを言っていたのです。それは、
発掘したものは自国に持って帰っていい
と。だからイギリスもフランスもアメリカも、
調査のためにエジプトを訪れ、持ち帰ったのです。
中には強者もいまして、、、
なんとエジプトの神殿を丸々1こ、
タンカーに載せて運んできた美術館もあるのです!!
今回主催のメトロポリタン美術館なんですけどね。
ということで、
立場が違うと言い分が違うんだなーということは
湊かなえ氏の小説「往復書簡」で驚愕したわけですが、
エジプト考古学でも展開されていたりします。