雨の日は運命の出会い

本などを出版以来、カルトゥーシュカードのネタがあまりにも少ないのは黒田も気にしていたところです。セミナーとかではお話ししているのですが、書くのが面倒なんていわず、今日はそんなカルトゥーシュネタを。

25個の石で占うルーンという占い方法がありますが、日本でこの占い方法を最初に紹介・解説したのがラルフ・ブラム「ルーンの書」だと思います。この本はカルトゥーシュカードの創始者であるマリーホープ女史も本の中でお薦めしているので、解説書をお読みになった方は「ん!?」と思ったはずです。

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当時ハーバード大学の研究者だったラルフ・ブラムは、たまたま訪れたイギリスのサリー州レッドヒルで出会った女性から、手焼きのルーンをたまたま購入したことから、運命は動き出します。その日は雨だったそうですが、たまたま出会ったそのイギリス人女性こそ、我らのマリーホープ(マレー・ホープ)女史、その人です。

彼はその時は興味がなかったようで数回使ったきり、本棚の奥深くに埋もれたのですが、数年後別の場所で再びルーンと再会、ホープ女史から買ったルーンを本棚から見つけ出すのです。彼は導かれるようにルーンの研究に没頭、その後はルーン哲学の指導者として世界で活躍することになります。

伝統的なルーンは24個の石のみでしたが、ラルフ・ブラムは文字の刻印のないルーン(ブランクルーン)を足し、25個の石で占う方法を発表します。この方法は、以降ルーンでは当たり前となり今日に至るのですが、このブランクルーンを最初に提唱したのは、これまたホープ女史だったりします。彼はルーンの秘密を探るべく探求するうち、最初に手にしたホープ女史作のそれにあった、何の刻印もないルーンに惹かれるものがあったのかもしれません。

タロットカードや占星術といった他の占いとカルトゥーシュカードとは相乗することを、女史は「カルトゥーシュカードの使い方」で述べていますが、それと同じ25で構成されているルーンとは非常に親和性が高いと述べています。実際、比べてみますと、カルトゥーシュの「杖と殻竿」は現実逃避な傾向にある時に現れ、その人に自己規律を促すカードですが、対応するルーンは「スサリズ」。意識の奥深くに潜んでいる姿を浮上させ、真っ向から直面しないといけない問題があることを伝えるルーン、というように両者の異なる占いに相乗効果があることが分かります。

カルトゥーシュの枚数は25枚ですが、女史は「古代エジプトで24は秘儀の数字であり、そこに闇の王子であるセトを足して25枚とした」と言っておられましたが、もしかしたらルーンにも影響されたのかな? なんて思ったりします。

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