占いの本って……

カルトゥーシュの翻訳本を自力で出版したわけですが、皆様より「出版おめでとうございます」なんていうメールやお手紙を頂きました。出版すると「おめでとうございます」なんですね。知りませんでした。お祝いの言葉、皆様ありがとうございます(m_m)

献本と称して送りつけた方の一人に、私の占いの先生がいるのです。本を送ったのは大切な人だから、というよりもタロットの本を出したがっていたので、本は自力で出来るよ! 私の今回やった方法で良ければ教えますよ! というサンプルでお送りしたのです。
その方は何冊か著書があるので、本を出そうと思えば出版社がつくはずなのですが、軽いタロットの本ではなく込み入った内容の本を希望しているので、出版社がセールスを考えると断られてしまうという、日本ならではの事情が道を閉ざしているようです。

英語だと10億人以上のマーケットがありますが、日本語だとその1/10、さらに占いの専門書となると志向者が絞りに絞られるので、商業的に難しいのはやむを得ないかと思います。その中でも、魔女の家のような占いの専門書に特化した出版社もありますが、最近は出版が手軽になったこともあり、私のように自力で良書を発行されている方も多く見かけるようになりました。ご苦労も多いでしょうけれど、日本での占い文化の発展と精神的な教えを広める上で、十分貢献していることは言うまでもありません。今後も増えて欲しいと思います。

さて、話しを戻して……その方からも「おめでとうございます」なんてメールを頂きまして、なんだかかゆい感じです。折り返しお電話しまして、本の自力出版を口説いたのですが、「なかなかむずかしいわぁ」なんて、及び腰でしたが、本は作ってみると簡単なのが分かったので、ぜひ作って頂きたいと思います。書くの大変だけどね。

で、出版はしたものの、結構誤字脱字のある黒田の本のことを言いましたら、「占いの本って、結構間違えているよね」なんて。あははは、そうなんですよね。実はこの本もマリー氏が間違っていたりしてますのを、黒田が注釈で直してたりします。間違えているのは、本をそのまま鵜呑みにするような浅い考えを持つ占い師対策のため、わざとの場合もあるので、何とも言えません。