トト 翻訳中

オリジナル本文そのままに翻訳しているわけですが……
「どうよ、これ」という箇所が、なきにしろあらずです。
例えば、スタースプレッドのリーディング例で、二見版では「子供が登校拒否になりました。どうしたらいいでしょう」という問題は、実はオリジナルでは「子供が薬物中毒で……」という質問です。
イギリスの事情はわかりませんが、もしかしたら深刻な社会問題なのかもしれません。
しかし、日本では、未成年の飲酒や喫煙の問題ならありますが、麻薬とかって……よっぽどでない限りな問題でしょう。
いまはそのまんま訳していますが、もし、出版社から出すことになれば、ここは完全に変えられるでしょうね。
いま、トトを一次翻訳中なんですが、二見版のトトの逆位置の解釈中、「薬を飲み続けているのに効果がない人は、お医者さんに相談しましょう」というくだりも、原文ではかなり、です。
できたてほやほやの翻訳をおひろめすると、
「上記のようないかさま的な考えは、以下のことにも同様に当てはまります。
謙虚な姿勢で効能が疑わしい薬を売る販売員や、洗礼されたパッケージと巧みな文章で、あたかも効くような薬を市場にあふれさせる製薬会社も同じことです!
あなたの薬は大丈夫ですか? 医学的な知識に従って、正しい薬を服用してください」
ちょっとそこまで言わなくても……
ここも、出版社を通すと変わるかもしれませんが、いまはそのまま訳しています。