カルトッシュカードの隠れた歴史

早くやらないといけないことがあるような気がしますし、HPにカルトッシュカードの使い方なんてコンテンツも書きたいな、と思いつつ、寄り道にこれを書いたりします。
今日は、カルトッシュカードはいかに出版されたか? そのプロセスが載っているウェブサイトを見つけたので、それをご紹介します。
そのサイトがこちら → The Egyptian Cartouche Cards
艶容な女性が印象的なページですが18禁ではなく、中身はカルトッシュカードのことが書いてありますので大丈夫です。
さて、下のほうにはお約束のカードの意味が書いてありますが、初めのほうに今回ご紹介するカードの歴史が書かれています。

イギリス在住のエジプト魔術の実践家であるホープ女史は、カルトッシュシステムを1983年に開発、コラルド氏と共にオスタリス社を作りました。
オスタリス社は1984年、初版で3000デッキを作成し、一部サンプルをセントマーチンズプレス(以下セント社)に送りました。
セント社はそれを気に入り、すぐさまそれを商品化、世界中に販売することにしました。
しかし、ブックレットの本では内容が薄ので、ハードカバーの本へと内容を増強し、デッキも倍の大きさに変えたものを「THE WAY OF CARTOUCHE」としてセットで販売したのです。

へー、小さいデッキが元だったのですね。
私はこちらはセトが黒い(考古学の理論上はセトは赤が正解です)ので、てっきり小さいデッキが後かと思っていました。
しかし、初版3000デッキは凄いです!!
日本じゃありえないですねー
ホープ女史はイギリスで人気の高い魔術師ですから、簡単に売りさばけたんでしょうね。
セント社の本を見ますと、1985年のクレジットがされていますが、日本訳である二見書房版でも同年のクレジットです。
英語版が発売された直後に日本語訳が発売されたことになります。