カルトゥーシュペンダント販売の一時見合わせについて

エジプシャンスークで販売しています、カルトゥーシュペンダントについての重要なお知らせです。

連日の報道にもありますとおり、エジプト国内情勢が大変緊迫しております。このためか、現地の電話・ネットといった通信も不安定でして、提携工房への連絡が取りにくい状況にあります。

当店といたしましては、国内情勢が安定するまで販売を見合わせたく存じます。皆様にはご不便、ご迷惑お掛けしますが、ご理解のほど、よろしくお願い致します(m_m)

合わせまして、パピルス・香水瓶といったエジプト雑貨につきましても、上記理由により現地からの輸入がストップしています。このため、在庫限りのお取り扱いとなりますので、どうぞよろしくお願い致します(m_m)

なお、1/24までにご注文頂いた商品につきましては作製を終えまして、DHLにて日本(成田)に向けて専用機にて輸送中(カイロ空港でてます)との連絡を受けております。予定通りお手元にお届けできる予定ですので、もうしばらくおまちくださいませ(m_m)
なお、1/14までのご注文分は、日本の私の手元に到着しております。商品の写真を添えまして発送確認のメールをいたしますので、おまちくださいませ。

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実は12月末より、パピルスなどを扱っている業者との連絡が取りにくい状況にありました。「年末だし、いつものことだし」と思っていたのですが、年明けになりましても連絡がつかず心配したのですが、ようやく連絡がとれて話したところ、「商品が品薄」とのこと。話しを聞くと「近所で火災があったり、テロがあったりで物々しい。商品を送れる状況になったら送る」と言われたのですが、、、、、日が過ぎて28日の騒動。現在電話も通じない状況でして、安否も不明。依然商品を送ってもらえずです。

一方、カルトゥーシュペンダントを作製している工房とは連絡が取れてまして、全員元気、デモへも参加していない、との連絡を受けています。近くのスーパーが略奪の被害にあったりで、日常品も品薄で物価も高騰。いつ、自分の工房が襲撃されるか、金や銀が盗まれないか、不安でならない。とのことです。そして、「いまのエジプトは悪くなる一方だから、いい方向に向かってほしい。日本のみなさんからの援助(現在、日本の援助で博物館を作っています)は大変ありがたい。エジプト人はみな感謝している。これからも応援してほしい」とのことです。

以前よりエジプト国内の貧富の差はありましたが、ここ数年の物価上昇はすごいなと、私もエジプト土産物の輸入をしていて思うくらいです。庶民は兼業しないと暮らしていけない状況で、電気や水道といったインフラの整備も不十分、それなのに観光施設ばかりに投資している政府の姿勢を見てるうち、なんだか腑に落ちない気持ちになってくるのも当然だな、と個人的に思います。

しばらくは不安定な状況がつづくと思われますが、エジプトにとって、最善の方向に向かっていくことを心より願う次第です。