カルトッシュカードがつなぐ縁

私がこのカードと出逢ったのは16歳のとき、友達がこれで占っていたのがきっかけでした。
それ以降、悩みが生じると毎日のように、このカードで占っていました。
その友人とは、学校を卒業してから別の進路を歩みましたから、すっかり疎遠になってしまいました。
私より近い関係にいた友人も、その人がどうしているのか解らないと、ぼやいていました。。。
しかし、先日、10数年ぶりに出逢ってしまいました。
インターネットの片隅、私が運営しているエジプシャンスークで……
注文者さまのお名前を見たとき、あれ? と。見たことがあるぞと。
ちょうど共通の友人とメールをしていたので、名前と住所を確認したところ「そうだよー」と。
いつかはこういう日がやってくるとは思っていましたが、それがまさか先日になるとは思ってもいませんでした。
私はその人から怒られると思っていました。
「勝手にそんなことしてー」って。
その人からきっかけをもらったのに、いま私がカルトッシュカードを売ったり、それを使って占いをしていることを。
しかし、怒られることはありませんでした。
むしろ、紹介HPを作り、カルトッシュカードを日本で販売する販路を作ったことを褒めてくれました。それだけではなく、占いを通して、私が私生活でも恵まれていることも、祝ってくれました。
以前、『運命の出逢い 2002″黎明” 恋愛革命。』 という祥伝社さまのムックで、カルトッシュカードがおまけについたのですが、それのお手伝いをさせて頂いたんですね。
その時の担当者さまは、私のサイトを訪れるまでカルトッシュカードを知らなかったのですが、上司さまに決済をあげてビックリ。その方は子供の頃から持っていて、いまでも大切に持っているとのこと。
まさか部下が、カルトッシュカードの企画を持ってくるとは、夢にも思っていなかったそうです。
その他にも、カルトッシュカードが結んでくれた不思議な縁は多々あり、そのたびに私も相手も「えー」っと驚きます。
私がHPを開設してから早9年、いろいろな方とご縁を頂きました。
いま、こうしてあなたがカードに興味を持ち、このブログを見ていることは偶然ではなく、カードが結んでくれた、そんな縁のひとつなのかもしれません。
私のHPを訪れてくださったり、このブログを読んで頂きありがとうございます。
ホープ女史は、まったくすごいカードを開発してくれたものです。

カルトッシュカードの隠れた歴史

早くやらないといけないことがあるような気がしますし、HPにカルトッシュカードの使い方なんてコンテンツも書きたいな、と思いつつ、寄り道にこれを書いたりします。
今日は、カルトッシュカードはいかに出版されたか? そのプロセスが載っているウェブサイトを見つけたので、それをご紹介します。
そのサイトがこちら → The Egyptian Cartouche Cards
艶容な女性が印象的なページですが18禁ではなく、中身はカルトッシュカードのことが書いてありますので大丈夫です。
さて、下のほうにはお約束のカードの意味が書いてありますが、初めのほうに今回ご紹介するカードの歴史が書かれています。

イギリス在住のエジプト魔術の実践家であるホープ女史は、カルトッシュシステムを1983年に開発、コラルド氏と共にオスタリス社を作りました。
オスタリス社は1984年、初版で3000デッキを作成し、一部サンプルをセントマーチンズプレス(以下セント社)に送りました。
セント社はそれを気に入り、すぐさまそれを商品化、世界中に販売することにしました。
しかし、ブックレットの本では内容が薄ので、ハードカバーの本へと内容を増強し、デッキも倍の大きさに変えたものを「THE WAY OF CARTOUCHE」としてセットで販売したのです。

へー、小さいデッキが元だったのですね。
私はこちらはセトが黒い(考古学の理論上はセトは赤が正解です)ので、てっきり小さいデッキが後かと思っていました。
しかし、初版3000デッキは凄いです!!
日本じゃありえないですねー
ホープ女史はイギリスで人気の高い魔術師ですから、簡単に売りさばけたんでしょうね。
セント社の本を見ますと、1985年のクレジットがされていますが、日本訳である二見書房版でも同年のクレジットです。
英語版が発売された直後に日本語訳が発売されたことになります。

ルノルマンカードとのコラボ

タロット、ルーンとカルトッシュカードの対応は、「THE WAY OF
cartouche」
に載っていますが、世界のカルトッシュファンの中には、ルノルマンカードとカルトッシュのコラボを解釈する人がいるんですね。
ちなみにルノルマンカードとは19世紀に活躍したル・ノルマン夫人が開発したカード占いのことで、現在はフランスやイタリアが主な産地のようです。

で、そのコラボサイトはこちら → Lenormand Cards Journal

※始めに断っておきますが、私の訳は微妙なので、変な箇所がございましたらご指摘ください。

トップバッターのコラボは、マウス(ルノルマン)+スカラベ(カルトッシュカード:以下 カル)。
この意味は

「不用意に長話をし、しかもその話しが退屈です。
スカラベがこの状況を受け入れたとき、いままでとは違う、興味深い話しをします。
この問題に対してのアドバイスは、この状況を受け入れて、あなたのやり方を変えることです」

だそうです。ルノルマンカードの意味がわからないのであれですが、

マウス=無神経にうるさい(マウスかわいそう)
スカラベ=新しい状況の創造

なんでしょうかね。
その他にも 手紙(ルノルマン)とイシス(カル) などのコラボがあるんですが、下のほうに、セトとイシス セトとホルス のコラボ読みがあって興味深いです。
ちなみに セトとイシス のコラボは、

「避けられない状況に陥ります。
この状況から逃れることはできませんが、イシスの忍耐力があれば克服できます」

神話でもイシスが粘り、セトを最後は倒しましたら、イシスが出ればどんな困難でも立ち向かい、覇者になることは可能なのです。
ですから、占いでセトが出たとしても、恐れることはないのです。

「占星術の悪魔」とは?その謎に迫る!

訳書に誤訳はつきものです。
なのでカルトッシュカードの解説書「THE WAY OF CARTOUCHE」の訳書で、絶版になった「王家占いの秘密」に誤訳があっても、責めるつもりはありません。
むしろ、訳がうまいなと思っていますし、これを出版してくださったことに感謝しているくらいです。
しかし、監修しているのが占星術の名門 明暗塾を出られ、占星学の著書もある流智明氏だけに、これはまずいんじゃないの?? と思う箇所が一箇所だけあるんです。
(お持ちの方はご一緒に)P49 上段 セトの項目にそれはありまして

「セトは占星術でいう悪魔にあたります」

という箇所です。
私は初版と2版を持っていますが、両方ともこれです。
皆さん、不思議に思いませんでした?? このくだり。
私はずーっと謎で、流氏の事務所に電話を掛けたぐらいです(爆
しかし、いつ電話しても留守電でしたので、謎は謎のまま、しばらく放置することになります。
それから数年後……ネットで気軽に洋書が買える時代となり、アメリカのアマゾンから(日本のアマゾンは、そのころまだ無かったのです)この本の原本を購入しまして、やっと謎が解けたのです。
アマゾンから本が到着!
船便のほうが安いので、忘れた頃に到着した記憶があります。
早速開封し、10年来の謎を解き明かす瞬間です!!
P97 最終行にそれは書いてありまして……

「this card carries something of the nature of saturn in astology
-このカードは占星術でいう土星の意味を持っています-

サターンですよ! 皆さん!!
サターン(土星) を 悪魔=サタン(Satan)
と訳してしまってたんですよぉ!

私の10年に渡る謎は解けたのですが、この訳何とかならなかったのかなぁ、なんて勝手に思っていたりします。