【レポート】中近東の星座と神話展

東京都三鷹市の中近東文化センターで9/23まで開催中の「中近東の星座と神話展」へ行ってきました!!

中央線の武蔵境まで電車で行き、国際基督教大学行きのバスにゆられ10分、そこから徒歩で10分と、ちょっとアクセスは悪いのですが、なかなか楽しい展示会でした。
内容は、現在の12星座ができる前の星座をパネルと出土品などで紹介していまして、占星術の歴史となりたちを学べますので、占星術ファンにはおすすめ!
現在、天文ガイドで早稲田大学の近藤先生が中東の星について連載していますが、それが目で見れる感じです。
そんな内容ですから、メインは中東。
エジプトの展示は入り口にちょろっとイシスとトト神があり、宇宙観などエジプトの星の事情が書かれている、といった感じですのでエジプト目的ならばガッカリですが、占星術も好きならばなかなか楽しいです。
私も占星術師のはしくれとして、大変勉強になりました。
現在は魚座に春分点がありますが、紀元前3000年当時は牡牛座にあるので、牡牛座が重要な星座とされ、牡羊座はなかったそうです。
また、対宮の天秤座は当時は蠍座の一部だったそうで、現在の星座ができた紀元前8世紀に「蠍座、ちょっとでかくない?」ということで、もう一つ星座をつくり、丁度秋分もあるからと「天秤座」ができたようです。
私のホロスコープは天秤座が過剰なのですが……
「天秤座は自分で決められず、人に決めてもらう星座なんだな」
と、改めておもいました。
また、山羊座は「山に住む羊」ではないんです。

黒田、なに言ってるんだ? という方はぜひお出掛けになってください。
今後、この説を生かして、占いをしたいと思います。
おもしろかったので、出て、また入ってと、会場を4周してしまいました。
その隣には出光コレクションの貴重な陶磁器があったり、通路を挟んでは中近東の出土品があったりと、なかなか楽しかったです。